- はじめに
- 1. 応募先企業に合わせた志望動機を書く
- 2. 自分自身の強みをアピールする
- 3. 熱意や意欲を表現する
- 4. 具体的な理由を示す
- 5. 短くまとめる
- 6. 具体的な例文を参考にする
- 7. 他の応募者と差別化する
- 8. 言葉遣いに気を付ける
- 9. 自己PRとして捉える
- 10. フォーマットに沿って書く
- 11. 志望動機の例文を自分なりにアレンジする方法
- 12. 面接でよく聞かれる「志望動機」についての質問と回答例
- 13. 志望動機を書く際に避けたいポイントとは?
- 14. エントリーシートの志望動機と面接で話す志望動機の違いとは?
- 15. 転職活動における志望動機の書き方と注意点
- 16. 営業職やエンジニア職など、職種別に求められる志望動機の違い
- まとめ
はじめに
新卒の就職活動において、応募先企業に提出する必要のあるのが「志望動機」です。志望動機は自己PRの重要なポイントであり、適切に書くことで採用面接のチャンスを増やすことができます。しかし、どのように書けばよいのかわからないという方も多いでしょう。本記事では、「新卒の志望動機」の書き方について、具体的な例文を交えながら解説します。
1. 応募先企業に合わせた志望動機を書く
企業側は、応募者がどのような志望動機を持っているのかを知りたがっています。そのため、自分が志望する企業の事業内容や理念、求める人物像などを調べ、その企業に応募することで得られるメリットを具体的に示しましょう。具体的には、その企業がどのような業界に属しているのか、どのようなビジョンを持っているのか、どのような商品やサービスを提供しているのかなど、企業の特徴を把握することが大切です。
2. 自分自身の強みをアピールする
自分自身の強みをアピールすることも重要です。自分が持っているスキルや経験、特にその企業に求められる人物像に合致するものは積極的にアピールしましょう。例えば、コミュニケーション能力が高い、チームワークを大切にする、課題解決能力があるなど、自分自身の強みを具体的にアピールすることが大切です。
3. 熱意や意欲を表現する
志望動機には熱意や意欲を表現することも大切です。その企業で働くことに強い関心を持ち、自分自身が成長できると考えていることを文章にして表現しましょう。例えば、その企業のビジョンに共感したり、業界に興味を持っていたり、その企業で働くことが自分自身のキャリアアップにつながると感じているなど、具体的な理由を示すことが大切です。
4. 具体的な理由を示す
志望動機には、その企業に応募する理由を具体的に示すことが求められます。自分がその企業でどのようなことを学び、成長できるのか、またその企業でしか得られない経験や成果を挙げることが大切です。例えば、その企業が掲げるビジョンに共感している、その企業で働くことで自分自身が成長できると感じている、その企業でしか得られない経験や成果があるなど、具体的な理由を示すことが大切です。
5. 短くまとめる
志望動機は、長く書きすぎると読み手にとっては負担になってしまいます。簡潔にまとめ、わかりやすく伝えることが大切です。例えば、応募したい企業の特徴や自分自身の強み、熱意や意欲を簡潔にまとめることが求められます。
6. 具体的な例文を参考にする
志望動機の書き方に不安がある方は、具体的な例文を参考にすることがおすすめです。自分自身が思い描く志望動機をイメージするためのヒントにもなります。例えば、企業の公式サイトや採用情報サイト、就職支援サイトなどを参考にすると良いでしょう。
7. 他の応募者と差別化する
志望動機は、他の応募者と差別化することができるチャンスでもあります。独自の視点やアイデアを盛り込み、個性をアピールしましょう。例えば、自分自身が持っているスキルや経験を活かして、その企業の課題解決に貢献することを提案するなど、独自のアイデアを盛り込むことが大切です。
8. 言葉遣いに気を付ける
志望動機は、企業の印象を左右するものです。そのため、丁寧な言葉遣いや、誤字脱字のない文章を心がけましょう。また、敬語や謙譲語を使うことも大切です。
9. 自己PRとして捉える
志望動機は、自己PRの一環として捉えることも大切です。自分自身の魅力や強みをアピールし、採用担当者に興味を持ってもらうことが目的です。そのため、志望動機を書く前に、自分自身の強みや魅力を整理しておくことが大切です。
10. フォーマットに沿って書く
志望動機は、企業によって求められるフォーマットが異なります。応募先企業の指定に従って、フォーマットに沿って書くことが大切です。例えば、企業から指定された用紙を使う、特定の書式に従う、指定された文字数内でまとめるなど、企業によって異なる求められるフォーマットに沿って書くことが大切です。
11. 志望動機の例文を自分なりにアレンジする方法
志望動機には、自分自身のアピールポイントや応募先企業への理解を示すことが求められます。しかし、どのように書けばよいかわからない場合もあるでしょう。そんな方は、既存の志望動機例文を参考にしながら、自分なりのアレンジを加えてみることをおすすめします。
例えば、「この企業が持つビジョンに共感しています」という表現は一般的ですが、それでは他の応募者と差別化することはできません。そこで、「私が大切にする価値観と、この企業が掲げるビジョンがリンクしているため、この企業で働くことに強い意欲を持っています」という表現にアレンジすることで、自己PR力を高めることができます。
また、「私はチームワークを大切にし、コミュニケーション能力も高いため、この企業で貢献したい」という表現も一般的です。しかし、「私はこれまで多くのプロジェクトでチームリーダーを務めた経験から、チーム全体の目的達成に向けてメンバー全員を率いる力があると考えています。その力を活かし、この企業でも貢献したい」という表現にアレンジすることで、自分自身の経験やスキルを具体的かつ効果的にアピールすることができます。
志望動機例文はあくまでも参考程度です。自分なりの言葉遣いやフレーズなど個性的な要素を取り入れることで、他の応募者と差別化し採用担当者から注目される可能性も高まります。ただし、「個性」重視だからと言って無闇やたらに斬新な表現やフレーズを使う必要はありません。常識範囲内でありつつも独創性あふれる志望動機作成に挑戦してみましょう!
12. 面接でよく聞かれる「志望動機」についての質問と回答例
面接では、新卒の場合、応募者が持つ「志望動機」について尋ねられることがよくあります。この質問は、企業側が応募者の本音や真意を探るために行われます。そのため、自分自身が持っている志望動機を正確かつ具体的に伝えることが求められます。
以下は、「志望動機」に関する質問と回答例です。
質問1: 当社を選んだ理由は何ですか?
回答例: 私が当社に興味を持った理由は、当社のビジョンや事業内容に共感したからです。私自身も将来的にはこの業界で働きたいと考えており、その点でも当社の事業内容に魅力を感じました。また、就職活動中に調べた情報などから、当社が人材育成やキャリアアップ支援などに力を入れていることも魅力的だと思いました。
質問2: 自分自身で設定しているキャリアビジョンは何ですか?
回答例: 私はエンジニアとしてスタートし、将来的にはマネージャーとしてチーム全体を牽引する立場で働きたいと考えています。そのために必要なスキルや経験を積むため、今回貴社への応募を決めました。貴社では従業員一人ひとりが主体的な姿勢で仕事に取り組んでおり、多様な経験や知識を身に着けられる環境だと思います。
質問3: 当社でどのような仕事・役割を担うことができそうだと思いますか?
回答例: 私自身はコミュニケーション能力やチームワーク能力が高く、またストレス耐性もある方だと思います。これらの強みを活かし、私は貴社でチームリーダーやプロジェクトマネージャーなどの役割を担うことが可能だと考えています。また私自身も学ぶ姿勢を大切にしておりますので、新しい技術や知識等も積極的に吸収して成長していきたいです。
以上、「志望動機」に関する面接時の質問例・回答例です。面接前にしっかり準備し、「志望動機」以外でも不安な部分があった場合は就職支援サイト等から情報収集することも重要です。
13. 志望動機を書く際に避けたいポイントとは?
志望動機を書く際には、避けたいポイントもあります。以下に、その代表的なポイントを紹介します。
テンプレート通りの回答
多くの就職支援サイトや参考書には、一般的な志望動機のテンプレートが掲載されています。これらのテンプレートをそのまま利用すると、他の応募者と同じような回答になってしまい、アピール力が弱まる可能性があります。自分自身の経験やスキル、強みを活かした独自の回答を作成することが大切です。
企業側への直接的な要求
志望動機に「給料が高いから」「昇進したいから」といった直接的な要求を記載することは避けましょう。企業側は、自分たちがどのような人材を求めているか、その人材がどう貢献できるかを重視しています。あくまでも自分自身が持つスキルや経験をアピールし、「この企業で働くことで成長できる」というメッセージを伝えることが大切です。
長文化・専門用語の多用
志望動機は簡潔明瞭に伝えることが大切です。専門用語や長文化することで読み手に負担感を与えてしまいます。また、採用担当者は数多くの応募者から志望動機を読む必要があります。わかりやすさ・明確さ・簡潔さに配慮した文章作成に心掛けてください。
誤字脱字・散漫な文章
誤字脱字だけでなく、文章全体が散漫だったり意味不明だったりする場合もあります。このような文章では印象が良くありません。「何度も読み返して修正する」「第三者から意見をもらう」等対策方法は色々あります。「志望動機」以外でも同じような問題点(例:履歴書)はあるため注意してください。
以上、「志望動機」作成時に避けたいポイントを紹介しました。企業側から求められている条件や自己PRポイント等しっかり把握した上で作成するよう心掛けましょう!
14. エントリーシートの志望動機と面接で話す志望動機の違いとは?
エントリーシートと面接では、志望動機を伝える方法が異なります。エントリーシートでは、文字数制限があるため、簡潔明瞭に自己アピールをすることが求められます。一方、面接では、応募者自身の言葉で具体的な事例やエピソードを交えて答えることが求められます。
具体的には、エントリーシートに書く場合は「自分自身の強みや魅力をどう活かせるか」「その企業で得たいスキルや経験」などを簡潔にまとめて伝えます。一方、面接では、それらの内容をより具体的に説明し、「実際にどういう経験からその強み・スキルが身についたか」「その企業でどんな仕事やプロジェクトに参加して成長したいか」なども含めて説明する必要があります。
また、エントリーシートでは「この企業への興味・関心」という視点が重要です。しかし、面接ではその視点だけでなく、「自分自身の将来像」や「社会貢献への意識」なども問われることがあります。そのため、「この企業で働きたい理由だけでなく、自分自身の人生設計や価値観」も考えておくことが大切です。
最後に言葉遣いも異なります。「敬語」を使う場合もあれば、「普通形」で話す場合もあります。「丁寧語」と「タメ口」は避けましょう。また、相手の質問や反応に合わせて表現方法を変える柔軟性も必要です。
以上、「エントリーシート」と「面接」で求められる志望動機表現方法の違いを把握し、効果的なアピール方法を見つけ出すことが大切です。
15. 転職活動における志望動機の書き方と注意点
転職活動においても、志望動機は重要なポイントの一つです。しかし、新卒採用と異なり、転職者はすでに社会人として働いた経験があり、その中で自分自身が成長したい部分や今後挑戦したいことがある場合が多くあります。
そのため、転職者は「前職で培ったスキルを生かせる企業」や「今後のキャリアアップに繋がる企業」を志望する傾向があります。また、「前職では実現できなかったことを実現したい」というような目標を持って転職するケースもあります。
そこで、転職者は志望動機を書く際に、以下のようなポイントに注意する必要があります。
1. 自分自身の強みやスキルをアピールする
前述したように、転職者は新しい環境でも前職で培ったスキルや経験を生かすことが求められます。そのため、志望動機では自分自身の強みやスキルを具体的にアピールすることが大切です。
2. 前向きな理由で志望する
「前職が嫌だから」「上司とうまくいかなかったから」という否定的な理由で志望する企業は避けましょう。採用担当者もマイナス思考の人材は避けたいと考えるためです。代わりに、「この企業で成長したい」「今後挑戦したいことを実現したい」というような前向きな理由で志望することが大切です。
3. 企業研究をしっかり行う
応募先企業の事業内容やビジョン・ミッション等を調べ、それらに共感したり興味を持ったりする点を見つけ出すことも重要です。「この企業しか無理だ」というような焦りから手当り次第応募してしまった場合、「この人は他でも受けてそうだ」と思われてしまいます。
以上、「転職活動における志望動機の書き方」と注意点です。また、面接時では前職から得られた知識・経験等も交えて具体的に説明しましょう。最後に、「前向き」「具体的」「誠実」この三つの言葉遣い・姿勢・内容全て兼ね揃えることが大切です。
16. 営業職やエンジニア職など、職種別に求められる志望動機の違い
採用側から見た場合、営業職やエンジニア職などの職種によって求められるスキルや経験は異なります。そのため、応募者が示す志望動機も、その職種に応じて適切に表現することが大切です。
営業職
営業職では、顧客とのコミュニケーション能力や交渉力が重視されます。そのため、「人と話すことが好きである」「新しいクライアントを開拓したい」といった志望動機は有効です。また、「自分自身の提案力を高めたい」「商品知識を身につけて販売力を上げたい」というような具体的な目標もアピールポイントとして挙げられます。
エンジニア職
エンジニア職では、プログラミング能力や問題解決能力が重要視されます。そのため、「新しい技術を学び成長したい」「新しいサービス・システムの開発に参加したい」という志望動機は効果的です。また、「自分自身のスキルアップを図りたい」「チームで協力しながら課題解決に取り組みたい」というような意欲的な姿勢も重要です。
その他の職種
営業職やエンジニア職以外でも、それぞれの特性に合わせて志望動機を考える必要があります。「デザイン制作物へ興味がある」「医療従事者として社会貢献したい」等々それぞれ異なります。応募先企業のビジョン・ミッション等も確認しておくことで、より適切かつ具体的な志望動機を示すことができます。
以上、「営業職やエンジニア職など、職種別に求められる志望動機の違い」を紹介しました。採用側から見て「この人材は当社で活躍できそうか?」とうかがえる内容・言葉使いで答えましょう。
まとめ
新卒の就職活動において、志望動機は重要なポイントです。本記事では、応募先企業に合わせた志望動機の書き方について、具体的な例文を紹介しました。志望動機には自分自身の強みをアピールしたり、熱意や意欲を表現したりすることが重要です。また、フォーマットに沿って書くことや、他の応募者と差別化することも大切です。就職活動において、自己PRとしてしっかりとした志望動機を書くことで、採用面接のチャンスを増やすことができます。応募する企業の特徴を把握し、独自の視点で志望動機をアピールすることが、より良い印象を与え、採用担当者に興味を持ってもらう秘訣です。