はじめに
大学入試で提出が必要な「大学志望理由書」。初めての方にとってはどのような内容を書けば良いか迷ってしまうものです。ここでは、初心者でも使いやすい「大学志望理由書」の例文を紹介します。
１．「自分の将来像」を書く
大学に入学することで、自分がどのような職業に就きたいのか、どのような分野に進みたいのか、どのようなスキルを身に付けたいのかを明確にすることができます。自分の将来像を書いて、大学で学びたいことをアピールしましょう。
例：私は将来、社会人として活躍し、多くの人々に貢献することが夢です。そのために、大学で経済学を学び、ビジネスの知識を身に付けたいと考えています。
２．「大学の特徴」を調べる
志望する大学が持つ特徴や、その大学でしか学べないことを調べ、理由書に書きましょう。大学のウェブサイトや学生の声を参考にすると良いでしょう。
例：私は、○○大学の特徴である国際交流に興味を持っています。そのため、大学で学べる語学や異文化理解などの科目を学び、海外で活躍できる人材になりたいと考えています。
３．「自己PR」をしっかりと書く
大学志望理由書では、自己PRが非常に重要です。自分の強みや、自分がどのような人間であるかを明確にして、自分自身をアピールすることが大切です。
例：私は、責任感が強く、常にチャレンジしようという姿勢を持っています。これまでの経験から、自分自身を成長させることができると自信を持っています。
４．「研究内容」を調べる
大学によっては、独自の研究内容を持っています。その研究内容について調べ、自分がどのような研究に興味があるかを書きましょう。
例：私は、○○大学の研究内容である環境問題に興味を持っています。大学で学べる環境科学やエコロジーなどの科目を学び、将来的には環境問題に貢献することが夢です。
５．「進路・就職」について考える
大学に入学することで、どのような進路に進みたいのか、どのような職業に就きたいのかを考えましょう。その上で、どのようなスキルを身に付けたいのかを明確に書きましょう。
例：私は、将来的には金融業界で働きたいと考えています。そのために、大学で学べる金融や経済学の知識を身に付け、自分自身を成長させたいと思っています。
６．「自己分析」をする
大学志望理由書では、自分自身を客観的に見つめることが大切です。自分がどのような人間であるかを考え、自分の強みや弱みを把握し、それをアピールすることが肝心です。
例：私は、自分自身を客観的に見つめることができ、周りの人々からも信頼されています。また、自分の弱みを認め、それを克服するために努力することができると自信を持っています。
７．「過去の経験」をアピールする
大学志望理由書では、自分がこれまでにどのような経験を積んできたかをアピールすることが大切です。特に、その経験が自分の進路にどのように繋がっているかを明確に書きましょう。
例：私は、高校時代に生徒会の役員を務め、組織をまとめる力や、コミュニケーション能力を身に付けました。これらの経験を活かし、大学でもリーダーシップを発揮したいと考えています。
８．「学問に対する熱意」を伝える
大学に入学することで、どのような学問に興味があるのか、どのような分野に進みたいのかを伝えることが大切です。自分がどのような学問に熱意を持っているのかを明確に書きましょう。
例：私は、歴史に興味があり、大学で学べる歴史学や考古学などの科目を学びたいと考えています。その上で、自分自身がどのような分野で活躍したいのかを明確にしています。
９．「将来の夢」を書く
大学に入学することで、自分がどのような夢を持っているのかを明確にすることができます。将来の夢を書き、その夢を実現するために大学で学びたいことをアピールしましょう。
例：私は、将来的には起業して、自分自身が考えたビジネスを展開することが夢です。そのために、大学で学べるビジネスやマーケティングなどの科目を学び、自分自身を成長させたいと考えています。
１０．「長期的な目標」を書く
大学に入学することで、自分がどのような目標を持っているのかを明確にすることができます。長期的な目標を書き、その目標を達成するために大学で学びたいことをアピールしましょう。
例：私は、将来的には自分自身が立ち上げた企業を持ち、社会に貢献することが目標です。そのために、大学で学べる経営学やリーダーシップなどの科目を学び、自分自身を成長させたいと考えています。
１１．「大学での活動計画」を書く
大学生活は勉強だけではありません。大学でのさまざまな経験を通じて、自分自身を成長させることができます。志望する大学でどのようなサークルや部活動があるか調べ、自分が参加したいと思う活動について書きましょう。
例：私は、○○大学の演劇サークルに入りたいと考えています。高校時代に演劇部に所属しており、その経験を活かしながら、さらに演技力を磨くことが目標です。また、キャリア支援センターでボランティア活動を行い、社会貢献にも取り組みたいと考えています。
大学生活は限られた時間しかありません。そのため、自分がやりたいことや成し遂げたいことを明確にして、有意義な時間を過ごすことが重要です。
１２．「大学での研究プロジェクト」について調べる
志望する大学には、独自の研究プロジェクトがあることがあります。自分が興味を持っている分野やテーマに沿ったプロジェクトを探し、理由書に書きましょう。大学のウェブサイトや教員の研究テーマなどを参考にすると良いでしょう。
例：私は、○○大学において、新しい技術を用いた医療機器の開発を行うプロジェクトに興味を持っています。そのため、大学で学べる工学やバイオテクノロジーなどの科目を履修し、将来的には医療業界で活躍したいと考えています。
大学での研究プロジェクトは、卒業論文や修士論文などの制作過程でも役立ちます。自分が将来的に取り組みたい課題や問題解決方法を明確化しておくことで、より効果的な研究活動が可能となります。
１３．「大学の教授陣」を調べる
志望する大学の教授陣についても調べ、自分が興味を持っている分野やテーマに関係する教授がいるかどうかを確認しましょう。その上で、自分がどのような研究を行いたいのかを明確にして、理由書に書きましょう。
例：私は、○○大学の経済学部に興味を持っています。その中でも特に興味があるのはマクロ経済学です。そこで、大学のウェブサイトやSNSなどから、マクロ経済学を専門とする教授を探しました。その上で、私がこれまで取り組んできた研究や課題解決方法などを明確化し、理由書にアピールしました。
大学生活は一度きりの経験です。自分が本当に興味を持ち、情熱を注ぐことができる分野やテーマで研究活動を行うことが重要です。また、優秀な教授陣から指導を受けることは自己成長や就職活動においても非常に有利です。
１４．「就職支援制度」について調べる
大学によっては、就職支援制度が充実していることがあります。その中でも、自分の進路や希望する業界に合わせたキャリア支援や就職サポートを提供している大学は非常に魅力的です。自分が興味を持っている業界や企業に関する情報収集をしっかりと行い、大学での就職活動を有利に進めましょう。
例：私は、○○大学の就職支援制度であるインターンシッププログラムに興味を持っています。このプログラムでは、自分が興味を持っている業界や企業でのインターンシップを経験することができます。また、キャリアセンターでは履歴書・エントリーシートの書き方や面接対策なども教えてくれます。これらのサポートを受けながら、将来的な就職活動に備えたいと考えています。
大学生活は卒業までの短い期間ですが、その期間中に自分自身を成長させるための様々なサポートが用意されています。就職支援制度もその一つです。志望する大学で充実した就職支援制度があるかどうか確認し、将来的な就職活動に備えましょう。
１５．「留学プログラム」について調べる
大学には、海外の大学や研究機関と提携している留学プログラムがあります。自分が興味を持っている分野やテーマに沿ったプログラムを探し、理由書に書きましょう。留学プログラムでは、日本では得られないような貴重な経験をすることができます。
例：私は、○○大学のアメリカ留学プログラムに興味を持っています。このプログラムでは、現地の大学で専攻する科目を履修したり、インターンシップやボランティア活動なども行うことができます。私自身も英語力を向上させたいと考えており、この留学プログラムを通じて世界的な視野を持ち、成長したいと思っています。
留学プログラムは、外国語力やコミュニケーション能力の向上だけでなく、グローバルな視野や多文化理解力の向上にもつながります。また、就職活動時にも優れたアピールポイントとなることがあります。志望する大学で提供されている留学プログラムについて調べ、将来的なキャリア形成に役立てましょう。
１６．「大学生活での目標」を書く
大学生活は、新しい環境や人との出会いがあり、自己成長にとても良い機会です。自分が大学で達成したいことや挑戦したいことを明確にしておくことで、より充実した大学生活を送ることができます。
例えば、スポーツに興味がある場合は、大学のスポーツサークルに入部することが目標になるかもしれません。また、語学力を向上させたい場合は、留学プログラムや語学サークルへの参加を目指すことも良いでしょう。その他にも、「友達をたくさん作る」「専攻科目以外でも多彩な科目を履修する」といった目標もあります。
自分がどのような大学生活を送りたいのか、どのような経験を積みたいのかを明確にしておくことで、意識的に行動することができます。また、将来的な就職活動においても、「自主的・積極的」な姿勢は非常に評価される傾向があります。
ただし、無理な目標設定や達成不可能な目標設定はストレスや不安感を引き起こす原因となり得ます。現実的かつ自分自身が達成可能だと思える範囲内で目標設定を行うよう心掛けましょう。
まとめ
大学志望理由書は、自分自身をアピールするための大切なツールです。ここで紹介した「大学志望理由書」の例文を参考に、自分自身のアピールポイントを明確にして、素晴らしい大学入試エッセイを書き上げましょう！